サーフィンってやったことあるけど難しいよね、の後の話
サーフィンはやった方は多いですが、続かないスポーツですね
サーフィンやったことある方との会話で多いのは
ショートですか?ロングですか?
ショートなんですと答えると、あーショート難しいですよね。
自分もやったことありますけど、全然ダメで。でもまだボードは持ってますよ
こんな風な会話になります
サーフィンって参入障壁がそんなに高くはないので、経験者はすごく多い
イメージも良いですしね
ボードとウエットスーツを一旦揃えれば
そんなにお金も掛からないですし
スキーやスノーボード、ゴルフと近いですが、
リフト券やゴルフ場使用料がなく海に行けばいいので
始めるのは意外と難しくはないのです
ただし上手くなるのは難しい、果てしない
だからやったことある人は多いが
続けてやっている人は相当少ないのです
なぜなら全然上手くならないからです
なぜ上手くならないのでしょう?
それはこのスポーツの仕組みが、上手くなりづらいからなのです
つまりサーフィンに限らず、どんなスポーツでもPDCAをたくさん回せばその分上手くなります
自転車に乗れるようになる時も
乗る>コケる>微調整>試す
これを何十回とやって、ようやく乗れるようになります
サーフィンも同じで
乗る>乗れない>微調整>試す
これを繰り返しできれば、すぐに乗れるようになります
問題はサーフィンの場合、
圧倒的にこのサイクルをする機会が少ないという仕組みになっています
なぜなら
■まず海に行く必要があり
■かつ波がないとできない
からです
海に行っても波がなかったら練習できないですし(湘南ではよくあることですが)
波がある日に限って仕事や学校があって海には行けなかったりするのです
なのでサーフィンを上手くなりたい人は、ほぼ皆さん波がコンスタントにある場所へ移住するのですね
自然を相手にするスポーツの宿命をモロに受けてしまっているスポーツなので、上手くなる事が容易ではないのです
ではどうやったら上手くなるのでしょう?
海の近くに引越しをして毎朝入る環境におければ、英会話と同じで確実に上手くなります
そうでなく、週末の学校や仕事がない時、週1回海に行ければ良い方という環境の方でも上手くなる方法があります。それは
練習の質を上げる
回数を増やせないのであれば、1回の練習の質を上げて、何を練習するのか準備をして臨むしかありません。
基本はPDCAなので以下の4つのステップです
1. 自分のスキルを正しく把握する>自分のライディングをビデオに取って見て判断する、スクールに参加して把握する
2. どのレベルまで行きたいか明確にする>ビデオ見たり上手いサーファーを見てイメージする
3. どうやって辿り着くか戦略を立てる>プロセスを整理してスケジュールを組む
4. 実践して修正する>海で何を練習するかを決めて実施、修正する
3.のプロセスですが、サーフィンの場合は
波の見極めから始まるのでざっとこんな感じです
ゲッティングアウト(波のあるところまで沖にでること)
パドリング(ボードの上に腹這いになって手で漕いで進むこと)
テイクオフ(波が押してくれるボードに立ち上がること)
ライディング(ボードに立ち波の上を滑ること)
この中からどこを鍛えるか特定します
例えば
今週の土曜はパドリングを練習しようと決めたら
岸から携帯でパドリングしている様子をビデオで撮ってもらいましょう
上手い人と見比べて何が違うかを特定
ボードの中心に重心が乗っているか
水に入れる手の向き
背筋を使って上半身をそらせているか
水の中での手の動き
こういうことは、毎日ただサーフィンをしているだけの人よりも数段上手くなりますし
同じ週末サーファーと比べると目的意識が違うので1ヶ月もあれば格段に差がでます
自分はこれをやって、大会で優勝することができました
小さな大会ですが、自分にとっては大きな結果で、自信になりました
この時は毎週のサーフィンにはっきりと目的意識があって
大会の時の様に時間を測って、試合のつもりでやりながら修正を加えていき
最後の2週間は今の実力で、どうやったら高得点が取れるかをシミュレーションしながら入っていました
本当にこういうことで結果は全然違うのです
質の高い練習が、サーフィンを上手くなるコツなのです
海に行きたくなりませんか?
Life is going on...