中国でもStory telling は大事!
昨日今日と中国のメンバーが来て日本の経営会議を見に来ていました。とりわけここ数年日本の業績がすこぶる良いことがひとつ。そしてうちの社長が中国の社長も兼任している事が理由です。
まっそれはいいのですが、終わった後30分ほど、RetailのDirector とRetail Managerと色んな話をしている中でのインサイトです。
それは、商品1つ1つについて物語、ストーリーを用意する事が大事だということです。
インテリアではデザインや素材にとてもこだわりを持って作られている商品が多いです。
例えば素材ですと
これはどこが産地(ワインのように)
染める原材料はオーガニック栽培されたお花からとれているもの
職人がひとつひとつ手作業でなめしている
LVMHが鞄に使用しているものと同じ生地を使っています
こんな情報をそれぞれの商品につけて、接客トークや、動画で生産現場を見せたりするそうです。
全ての商品にそれぞれのストーリーを作り上げて伝えているようです
今、中国ではどの業界もあまねく競合だらけで質もデザインも優れたものが多いようで
なぜなら、10年以上前からブランド品を作ってきたため、作る技術とスキルが身についています。当然どこは手を抜いているか、どこが改善できるか分かっています。そのため、いざ自分のブランド品を作るときには、少なくとも今よりも良い品質のものを作ってきている
だから、中国の国内ブランドは品質が良いのだそうです
そして、デザイン
これは、実際のお客様の反応を見ながらトライアンドエラーをとても沢山繰り返しているようです。お客さまの数も多いので、急速にお客様のニーズに当て込めることができるようになっているようです。
つまり、海外のブランドが中国市場で拡大していくためには、今までのように外資系ブランド同士の戦いではなく、中国の国内ブランドとの競争が大きくなっているとのことです
メジャーではなくとも、品質とデザインが良いので、かなり強い競合になっているようです
また富裕層はほとんど横の繋がりがあるようで、新しい商品やブランドを買うときには、ネットワークのある知人たちに聞いて、要は口コミを聞いて買うみたいです。
だから、ひとりひとりのお客様に良い思いをしてもらう、これが次に繋がりやすい。
そのために、商品ひとつひとつにストーリーをつけて、他の人に伝えられる商品、ショッピングにしていく事が大事とのこと
これは、良い事を聞いたと思いました。
そりゃ、経済成長も早いですよね、あまねく競合だらけで毎日ビジネス状況が変化している中で、対応して成長しているので、品質もサービスも高くなる訳です。
その中でもストーリーテリングが大事な理由は、買ってくれたお客様が口コミで伝えやすくするためなんですね。
中国に行って確かめたい…
Life is going on...